カテゴリー別アーカイブ: Ida Rolfの言葉

川の流れと体内の流れ

”行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず”- 鴨長明「方丈記」鴨さんは、俗世を眺めてこう記しましたが、ロルフ博士は身体を観て同じようなことを言いました。身体の中に流れるもの…、血液?リンパ?…とお思いですか?人の身体は60兆のも細胞でできているといわれます。それらが常に代謝し、機能に破綻がないように保たれます。その自然の流れに逆らい、悪い生活習慣、食習慣などで強度に破綻した状態が病気や不快な慢性症状です。つまり人の身体は、絶え間なく流れる川のように変化を続けていて、機械のように壊れたら取り替える、というのでは成り立たないのです。その変化のベクトルを修正して行くのが、ストラクチュラル・インテグレーションでもあります。健康な人であれば、2~3年でほとんどの細胞が入れ替わります。60兆÷2年=…一日にどれくらいかお分かりでしょう。ずっと同じ自分でいるつもりでも、身体はまったく別物です。S.I.のセッションでも同じで、前にも触ったことのあるところへ再び手を当てる時も、そこは既に違う場所。計算や先入観を捨てて、常に新しい全体を捉え、”今”の全てと向き合っていく必要があります。身体、健康、仕事、人生の未来は”今”がつくる結果です。陽はまた昇りますが、いつものことも新年また心新たに。今年もよろしくお願い申し上げます。では、また。

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感情は心の中に?頭の中に?いや…

最近のクライアントさんで、人に触れられることが苦手な方がいます。
とてもくすぐったがりなのです。
皮膚感覚が敏感なのでしょうか? それほどくすぐったく感じない人は鈍感なだけ?
仕事として人をたくさん触っていると、どうも違うように感じます。
”くすぐったさ”も、ひとつの身体の防衛反応ではないでしょうか。
ゆっくりとセッションを進めながら、私の手と、
そしてクライアント自分自身の感覚と向き合っていくうちに、
その”くすぐったさ”が消えていくことがよくあります。

私の手に危険性を感じなくなったのか、ただ慣れただけなのか、それはわかりません。
しかし、たいていの場合、その下から出てくるのは”痛み”です。
S.I.的に見るならば、それは結合組織が望ましくない状態にあるところに見られる症状です。
硬縮したり癒着したり。
それは繰り返しつくらざるを得なかったパターン(身体の動き・反応)の表れとも言えます。
S.I.を確立したIda Rolf(アイダ・ロルフ)博士の言葉を思い出しました。


↑ アイダ・ロルフ博士

”Connective tissue is the medium of emotion”
「結合組織は感情の媒体である。」(…たぶんこんなかんじ。)

つまり、くすぐったさのある人、場所には、
簡単には人に踏み入られたくない感情や痕跡をしまいこんでいるのかもしれません。
もちろん、本人すら気づいていないことのほうが多いです。
但し、彼女の言葉には多分にアソビしろがあると言うか、
額面どおりに受け取ってそれきりということはまずないので、今
回の言葉ももう少し奥行きがあります。

と言うか、かなりありますので、全部を書くつもりはありません。
また機会あるごとに、少しずつ。施術の経験をつむほどに感じるのは、
やはり人は部品の集まりではなく、そこにある全てが必要で、
その調和があって初めて人なんだということ。

あなたは今 「調和」 を欠いてはいませんか?
多くの場合はS.I.で経験するそれはすがすがしく、
しかし時には辛いかもしれませんが、人として成熟するなかで、
自分ひとりでは出来ない自分との向き合い方、
それがストラクチュラル・インテグレーションの体験にはあります。

誰しも、一度は経験してもらいたいものです。

 

では、また。

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