カテゴリー別アーカイブ: S.I.について

線 / 面 / 量

今回は、線と面と量についての独り言です。
S.I.のプラクティショナーでないと半分は何を言っているかわからないかもしれませんが、
それでも興味を持って読むと意外と面白かったりするかもしれません。

Twitterで、ロルファー仲間である@hirolferさんと、
面識はないけど勝手に仲間だと思っているロルファーなりたて@beimoriさんの
やり取りから、ふとメモしておきたくなったので書いてみました。

さて、はじまりはじまり。

まず人の身体は当たり前に3D(3次元)の物体なので、
それを物理的に認識しようとなると、当然3軸のボリュームでとらえることになる。

X, Y, Z のline(線、もしくは軸)があり、
X, Y, Z のplane(平面)があると、
複合的な結果としてvolume(量、もしくは体積)がうまれる。

ロルフィングのコンセプトというのは、ちょーシンプルで、
重力といかに仲良くするかというところなわけだが、
それは、
直交する2平面の成す1本の鉛直なラインに寄り添うということであり、
そのラインこそ我らプラクティショナーが信仰する(?)
【The Rolf Line】なのである。

シンプルなコンセプト、より物事の真理に近いアイデアというものは、
融通が利くというか、応用し放題というか、

@hirolfer氏で言うならば、
捻れは関節でおきていて、それを修正して
ラインをつなげていく感じととらえているよう。

LineやPlaneは最低でも関節の単位には分割できるわけで、
Lineをつなげていくというのは、
軸がずれたり捻れたりした面を合わせて広い面を作ることでもあり、
どんどん広くなると、最終的には2平面と1本の軸ということになる。

@beimori氏は、
コアを底面を上下に合わせた円錐のイメージでとらえることもあるようだが、
(正面から見ると菱形に見える状態、とぼくは理解した)
円錐にも当然軸が通っていて、それにボリューム感を持って
捉えているということだろう。

周辺からひずみのある影響、偏った力を受けていれば、
当然美しい円錐は描けない。

ぼくは@hirolfer氏の考え方に近く、
基本的に軸と面を多用するが、時に恩師エメットの
”2シリンダーモデル”
(ロルフラインの左右に2本のシリンダー)
は、大いにとらえやすいイメージとして使う。

軸も円柱もアナトミートレインも、こういった様々なアイデアは、すべて正解。
基本となるコンセプトから逸脱していなければ間違ったアイデアなどなく、
状況、状態、段階に合わせて臨機応変に使い分け、
超シンプルな解にたどり着くべく超難解な方程式にいどむのである。
まあ実際は、どれを使うというより、
軸をとらえながら面もボリュームも考えているんだけれども。

ただ、
そのアイデアを唯一のものとして固執してしまったときに、
それらは初めて間違いとなる。

この辺りはストラクチュラル・インテグレーションに限った話ではなく、
思い返せば人生の中でもイタイ失敗はたいていの場合、
しょーもないことにこだわった挙句に引き起こしてきた。
固執、盲目、妄信、はいつなんどきも危険。
いつもあらゆる可能性を受け入れられる、
フトコロの深さ、余裕を持っていたいものだ。

身体も、ゆるやかに強く、そしてある程度のアソビがあると
一番使いやすい。

S.I.プラクティショナーというのはなかなか周りにいないので、
こういった話はまれに顔を合わせる機会しかできないのですが、
今日はちょっと傍観して楽しませてもらいました。
140字で書けなくて連ツィが面倒なんです、ハイ。

おしまい。

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姿勢/ロルフライン

久しくS.I.について書いていなかった気がしますが、
今回は少しS.I.を知ってもらえる内容です。

友人が自分のサイトをかっちょええのにリニューアルしたので、見せてもらったのですが、
トップページの図がよく書けていて皆さんにも見てもらいたくなったのでそんなのもからめて、
S.I.的よい姿勢について少し書いてみようと思います。

これが友人のサイト(http://www.metodorolfing.com/)から拝借した図です。
もちろん了解済みですよ。

Alignment

ぼくは「アライメント」という言葉をよく使うのですが、
身体を便宜的にパーツごとに視た場合の配列、整列具合のことを指します。

この図は、身体を横から見た場合のアライメントですが、
一番左の理想的な状態に対して、右に並ぶ様々な癖のある姿勢があります。
自分に似ているなー、なんてのもありますか?

ロルフィングを創始したロルフ博士は、
ストラクチュラル・インテグレーションをロルフィングと呼ぶことをはじめは嫌がっていましたが、
このサイドラインについては、姿勢を見る上での重要性から「ロルフライン」と
命名していたようです。

ぼくらも、ロルファー同士、プラクティショナー同士の会話ではロルフラインとか、
単にライン、というとこれを指します。
では、なぜこのラインが大切か、という話ですけれども、
この一本のラインが(ラインに)整えられていることが、
静的にはもっとも”重力と仲良し”の状態だからです。

”重力と仲良し”? と思った方、ちょっと理科の復習です。

「作用反作用」
小学生かな?習うのは。憶えていますか?
細かな要素を省いて、シンプルに言ってしまうと、物が動かずに止まっているということは、
作用している力とまったく同じ大きさの力が、正反対から作用して、打ち消しあっている。
すなわち、力は”ゼロ”と同じ。と、いうことです。

ぼくのサイトにも、ブロックで模式的に書いていますが、
キレイなロルフラインのほうは重力の”G”矢印が上を向いています。
自分の身体の重さだけ、
つまり身体に作用する重力の分だけ下から支えてくれることを表わしています。
間違っても、”上から引っ張ってもらう”ワケではありません。
逆にラインが整っていない身体は、重さが下だけではなく、崩れ落ちていく方向にも働きます。
下(鉛直)方向は重力が支えてくれますが、横に崩れていく分は、誰が支えるのでしょう?
そう、その身体の持ち主、自分自身ですよね。
つまり、自らが崩壊(!)しないように、姿勢の悪い人たちは四六時中、力んでいるわけです。
でも、たいていの人はそんな自覚はありません。ボケちゃってるから(!!)。
そして、キレイな姿勢がどれだけ楽なものかを、知りません。
四六時中、余分なエネルギーを消費していることで、
自分の力が発揮しきれていないことを、知りません。

茹で蛙の話しはご存知でしょうか。
熱い湯にカエルを放り込むと、当然びっくりして飛び出しますが、
水の中に入れて徐々に温めると、気づかずに茹ってしまうらしいです。
そう、我われの身体も、徐々に進行するので慣れてしまうのです。
仕事の終わり頃には、あー疲れた、が当たり前で、
姿勢が悪いせいだなんて、これっぽっちも思わない。

脳は意外と簡単に慣れるというか騙されてしまいますので、
どうせなら、S.I.を受けてよい方向に騙されましょう。
上の図で、まっすぐでない人たちは少し背が低いですが、歪みや捻れの分、縮んでしまいます。今日も、しばらく前に10セッションを受けた人と話をしていたら、
身長が1.5cmも伸びた!と言っていました。

いや、伸びんたんじゃなくて戻っただけ。です。

そしてなによりも、左端のような姿勢でいる限り、身体的な慢性的な症状とはまったく無縁です。
自由で軽く、元気な身体!これがいいです。

 

では、また。

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ホメオパシー災害?

なんだか、苦境に立たされる同種療法:ホメオパシー。
いたるところでヤリ玉に挙げられています。

remedy
レメディーに使われる砂糖玉

本国イギリスでもその効果を否定されてしまい、
王室ご用達の自然療法も、なんとも肩身の狭いものです。

で、ホメオパシーについてのぼくの意見はというと、「大いに結構」です。
ホメオパシー以外の代替療法もそうですが、手法やエビデンスの有無によらず、
クライアントのQOL*が向上するのであれば、
それは有用であり他の人がとやかく言うことはありません。
*クオリティー・オブ・ライフ:人生・生活の質

ホメオパシー以外にも、例えば日本に古くから根付いている
鍼灸治療も学術的には効果なし、とされています。
もちろん科学的な証明のあるものが正で、そのほかが悪という考えはぼくにはありません。
(あればこんな仕事していませんね。。。)
科学が間違っていることも、解明できていないことも世の中には山ほどありますから。
(歴史的にも)

しかし、問題なのはホメオパシー災害になるような患者側の妄信や、
あたかも万能であるかのような売り込みで、やはり是正されるべきだと思います。
結局のところ、受け手が賢くならないといけないのかな、とも思います。

偏った情報や物事の一側面しか見ないなど、
客観性に欠ければ、正しい判断は確立できません。
少なくとも症状の診断に関しては現代医療に軍配が上がります。
世の中には卓越した、摩訶不思議な能力を持つ方もいますが、
あらゆる人に対して平等な機会にはならないので、
スタートは病院での診断にあっていいとも思います。
(とんでもない医者や誤診ももちろんありますが)

そして、その後の治療方法は、個人の判断で。
緊急性や、全体としての健康状態、免疫力、体力などなど考慮しながら、
自分にとって望ましいと思われるものを選ぶのです。

さて、ロルフィングはといいますと、創始者アイダ・ロルフ自ら、
「ロルフィングは完全でない」と明言しています。
そして、ストラクチュラル・インテグレーションの10シリーズは始まりでしかない、とも言っています。
まあ、マイナーなおかげもあって、他方面からの風当たりもさほどではないですね。

ぼくがストラクチュラル・インテグレーションを仕事とするのは、
自分自身、施術を受けて変化が「始まってしまった」のと、
その奥深さというか可能性に魅了されているからです。
いまや人生の指標です。

この「始まってしまった」感覚、
自分の人間としての可能性の蓋が開いてしまったかのような感覚、
まだ見ぬ潜在能力の未来への高揚感は、やはり受けてみないとわかりません。

まだ始まっていない人!始めちゃいましょう、ストラクチュラル・インテグレーションで!
(・・・キワドイ売込みしてる?)

 

では、また。

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